STEP (Sixth Term Examination Paper)
英国の大学へ入るためには,GCE A-level 試験が課せられます. 数学に関しては,Core Maths といわれる普通の数学課程と,Further maths といわれる少し内容が多い数学課程とがありますが,試験内容は,基本事項を理解していれば,簡単に解ける問題ばかりで,日本で教育を受けている学生でしたら,普通にA* (最高ランク)の成績をとることができるでしょう. その一般的なA-level試験以外にも,オックスフォード大学や,ケンブリッジ大学などが,A-level相当の試験を公開しています.そのうちの一つが,この STEP と呼ばれる,ケンブリッジ大学が公開している試験で,ケンブリッジ大学の他,ウォーウィック大学の数理系の学部などが採用しています. A-level の数学の問題としては,唯一,本格的に考えさせる出題です. 問題は,Pure Maths 8 題,Mechanics 3 題,Decision Maths 2 題の計 13 題から6題を選択して解答します. 試験時間は 3 時間.配点は1題 20 点で,120点満点になります. だいたい 90 点前後で,S (最高ランク)の成績が取れるでしょう. STEP は,3種類あって, STEP I - A-level (Core Maths) の内容で,標準問題. STEP II - A-level (Core Maths) の内容で,発展問題. STEP III - A-level (Further Maths) の内容で,発展問題. といった内容です. |